Press Release

エクイニクス、Equinix Cloud Exchange Fabric™を日本で展開

東京/大阪間で柔軟かつオンデマンドの都市間インターコネクションを実現

インターコネクションおよびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役 兼 北アジア統轄:古田 敬、以下 エクイニクス)は本日、2017年12月4日に発表したEquinix Cloud Exchange Fabric™ (ECX Fabric)のグローバルでのサービス開始、その後発表したオーストラリア(メルボルン、シドニー)に続き、東京と大阪に拡張して新しい都市間接続サービスとして、2018年5月より提供開始することを発表しました。これにより、日本国内でECX Fabricのお客様同士がオンデマンドでインターコネクション(相互接続)を行うことが可能となります。エクイニクスは2018年中に、香港、シンガポールなどアジアパシフィックの他の都市との接続を、ECX Fabricの都市間接続機能として拡張展開する予定です。

ECX Fabric(後述*)は、旧Equinix Cloud Exchange™: (ECX)の後継サービスです。ECXに既に実装されているSDN(ソフトウェア・デファインド・ネットワーク)機能を用いて、あらゆるお客様が、エクイニクス・プラットフォーム上の自社インフラストラクチャの間を動的に相互接続したり、また東京と大阪のECX Fabricを通じて他のお客様と相互接続することができます。ECX Fabric のお客様は、カスタマーポータルやAPIを通じて、ビジネスパートナー、顧客、サプライヤーとの間で「as-a-service」モデルによる相互接続のメリットを享受できます。これには、リアルタイムの接続プロビジョニング、従量性の課金、都市間における動的で柔軟な接続確立などを含みます。

今回の機能拡張により、日本におけるすべてのECX Fabricのお客様は、Alibaba Cloud、Amazon Web Services、IBM Cloud、Microsoft AzureやSAPを含むSaaSプロバイダーなど、国内ECX Fabric上のあらゆるクラウドサービスプロバイダーに接続できるようになります。

ECX Fabricのこの新しい都市間接続機能は、オーストラリアと日本における接続に加え、アムステルダム、アトランタ、シカゴ、ダラス、ダブリン、デュッセルドルフ、フランクフルト、ジュネーヴ、ヘルシンキ、ロンドン、ロサンゼルス、マンチェスター、マイアミ、ミラノ、ミュンヘン、ニューヨーク、パリ、シアトル、シリコンバレー、ストックホルム、トロント、ワシントンD.C.、チューリッヒなど、北米及びヨーロッパ地域のすべてのECX Fabric拠点間で利用可能です。デンバーでも2018年後半に利用可能になる予定です。

発表の主なポイント:

  • ECX Fabricの都市間接続機能は、単一の統合されたインターコネクション(相互接続)プラットフォームを通じて、日本の企業が新規及び既存の顧客やパートナーを含むデジタルエコシステムに、オンデマンドでアクセスすることを可能とします。現在、Platform Equinixは世界52都市で200拠点に上るInternational Business Exchange(IBX®)データセンターを展開し、9,800社を超える世界トップ企業が利用しています。今回の機能拡張は、そのグローバルに展開されたシンプルで一貫性のある接続性の価値をさらに向上させます。
  • 企業のメリット:より幅広いビジネスパートナーや接続先へセキュアなプライベート接続を確立することにより、デジタルビジネスを素早く構築し拡大することできます。これには、地理的冗長構成によるマルチクラウドまたハイブリッドクラウド構築のため、日本においてサービス拡大中のクラウドサービスプロバイダーのサービスポイントへの接続や、分散型アプリケーションやシステム要件の高いビッグデータ処理に不可欠となる、企業の分散された処理拠点間での相互接続を含みます。エクイニクスは、企業がビジネスパートナーと接続する際に、パブリックインターネットの利用に代えて他に類を見ない物理的セキュリティとデジタルセキュリティが組み合わされたダイレクトな相互接続環境を提供することにより、そのビジネス展開を加速させます。
  • サービスプロバイダーのメリット:クラウドサービスプロバイダーは、より一貫性のあるユーザーエクスペリエンスをもたらすプライベート接続を介して、地理的に拡大する企業顧客ベースに容易に到達できるようになります。ネットワークサービスプロバイダーは、地理的多様性を持つサービス拡大中のクラウドサービスプロバイダに対してより多くの都市から容易に接続できるようになります。また物理的拠点を持たない地域へのネットワーク接続を容易に確立し、市場カバレジを拡大できるようになります。
  • デジタルビジネスモデルへの移行を加速する世界トップ企業が増えるなか、主要ビジネスパートナーや顧客とのインターコネクション(相互接続)は、デジタルサプライチェーン構築においてますます重要な要素になっています。インターコネクションは、パブリックインターネットやWANを経由することなく、クラウドサービスプロバイダー、戦略的ビジネスパートナー、またSaaSプロバイダーに至るまで、ほぼすべての関係者に対し、シームレスかつオンデマンドで、ダイレクトでプライベートな接続を実現します。このアプローチにより企業は、アプリケーションのパフォーマンスを向上させ、遅延を減らし、セキュリティを強化し、ネットワークの制御と可視性を向上できます。
  • ECX Fabric*は2014年より、世界最大規模のクラウドサービスプロバイダ各社への仮想化されたプライベートな直接接続を提供してきました。オーストラリアに続く今回のサービス開始により、ECX Fabricはクラウド接続のプラットフォームから多目的な企業間インターコネクション・エクスチェンジへと進化し、企業が顧客、パートナー、サプライヤーとの間でインターコネクションを導入するためのプロセスをさらに簡略化します。
  • 大手企業のデジタル化が進むなか、その基盤構築においてプライベートなインターコネクションの利用は有効なプラクティスとして急速に拡大しています。エクイニクス発表の市場調査「グローバルインターコネクションインデックス」によると、企業間のプライベート・データエクスチェンジの容量はパブリック・インターネットを上回っており、2020年までに成長率は約2倍、データ量としてはグローバルIPトラフィックの約6倍に成長するものと予想されます。
  • エクイニクスはECX Fabricによって、データセンターとクラウド業界で最も権威あるイベントの1つである「Datacloud Asia Awards 2018(データクラウドアジアアワード2018)」で「Excellence in Cloud Service Award Asia(クラウドサービスアワードアジア優秀賞)」を獲得し、「Cloud Leader of the Year(年間最優秀クラウドリーダー)」にも選出されました。

コメント

  • エクイニクス・ジャパン株式会社 代表取締役 古田 敬
    「日本はアジアパシフィック最大のデータセンターサービス市場であり、多くの多国籍企業の拠点でもあります。日本でECX Fabricによる都市間接続が利用可能になることで、お客様は当社の世界に広がるフットプリントのメリットを活用し、インターコネクションを生かしてデジタル時代におけるビジネス成長を推し進めることができます。当社は今回の最新機能の発表を通じて、お客様が必要とする場所へアクセスでき、必要な相手と接続でき、必要なデジタルインフラを統合できるよう支援いたします。」
  • エクイニクス  ーフマーケティングオフィサーCMO、サラ・バアク
    「デジタルトランスフォーメーションが加速するにつれて、ビジネスには無限の可能性が広がっており、組織のITインフラストラクチャもその制約を取り払う必要があります。デジタルビジネスを確立するには、全世界にわたって戦略的なビジネスターゲットとする地域にオンデマンドで到達し、関係者すべてにアクセスし、人、クラウド、データ、およびデバイスを結び付ける能力が必要です。今回の発表と、将来的な製品/サービスロードマップは、企業がデジタルトランスフォーメーションを進める際に、当社がグローバルプラットフォームを生かして戦略的パートナーとして支援するためのものです。」

関連イベント
トナー ITインフラストラクチャ、オペレーション・マネジメント&データセンター サミット2018

講演:【デジタル・エコノミー時代を勝ち抜くためのITインフラ戦略】
登壇者: Equinix, Inc. Chief Marketing Officer サラ・バアク
日時: 4月26日(木)16:30-17:00 (25B SPS(ソリューション・プロバイダー・セッション))
場所:八芳園 〒108-8631 東京都港区白金台1-1-1  電話番号:03-3443-3111(代表)
http://gartner-em.jp/dc//access/index.html?o=

概要:
海外事業の拡大やデジタル化によるビジネスモデルの変革に伴い、企業はITインフラ再構築の必要性に迫られている。ITインフラ再構築ではクラウド導入の検討が必須となり、クラウドへの接続性が鍵となる。世界52都市でITインフラを提供するエクイニクスが海外の最新事例を交えて提言する。
申込みサイト
https://reg.gartner-em.jp/public/application/add/1510

関連資料

エクイニクスについて
Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をその顧客、従業員、パートナーに接続しています。現在、世界52都市において、企業が新たな機会を創出し、ビジネス、IT、クラウド戦略を加速するための場所を提供しています。Equinix.co.jp

将来の見通しに関する記述について
本ニュースリリースには、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。こうした将来の見通しに関する記述において言及されている予測と実際にもたらされる結果との間には、大幅な相違が生じる場合があります。そのような相違を生じさせる要因としては、IBXセンターの取得、運営および建設上の問題、Equinixのサービスに関する開発、設置、および提供上の問題、既に買収しており、または今後買収する予定の企業との統合に関連して発生する想定外の費用または問題、新たに開設ないし取得したデータセンターにおける顧客からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要顧客とのビジネスにおける損失あるいは減退、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。

Equinix、IBX、およびPlatform Equinixは、Equinix, Inc.の登録商標です。
Equinix Cloud Exchange FabricおよびInternational Business Exchangeは、Equinix, Inc.の商標です。

本リリースに関するお問合せ

共同ピーアール株式会社 
エクイニクス・ジャパン広報事務局
後藤、上瀧(こうたき)
Email: equinix-pr@kyodo-pr.co.jp 

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