Press Release

エクイニクス、オーストラリア-シンガポール間をVocus社のAustralia Singapore Cableで接続

新しい海底ケーブルシステムによる接続拠点増加でオーストラリア-東南アジア間で高まるインターコネクション需要に対応

米国カリフォルニア州レッドウッドシティおよびシドニー(オーストラリア)– インターコネクションおよびデータセンターをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX)は本日、シンガポールのInternational Business ExchangeTM (IBX®)データセンター及びオーストラリアの6都市圏においてVocus社が所有するAustralia Singapore Cable(ASC)にアクセス可能となることを発表いたしました。オーストラリアの接続拠点(Point of Presence、以降PoP)には、既に発表されているパースのケーブルランディングステーション(CLS)、そしてシドニー及びメルボルンのPoPを含みます。

シンガポールの経済成長が加速し、アジアの貿易、物流、そして製造のハブとして機能するようになり、オーストラリアとシンガポールの間のビジネスは急速に発展しています1 。アジアとオーストラリアを結ぶ初の40Tbps海底ケーブルシステムであるASCは、企業に対し、両地域間で増大するデータ消費に低遅延と低コストで対応する能力をもたらします。

本日の発表により、ASCはシンガポール、シドニー、メルボルン、キャンベラ、アデレード、ブリスベンにおけるエクイニクスの設備にさらなるPoPを追加することとなります。パースのCLSと合わせ、本アクセス拡張により、エクイニクスはオーストラリア-東南アジア間におけるインターコネクションおよびネットワーク容量への顧客からの需要に対応可能となります。

発表の主なポイント:

  • ASCは、2019年度第1四半期に完成、運用開始が予定されている、シンガポールとオーストラリアを結ぶ4,600キロメートルの海底ケーブルです。西オーストラリアから東南アジアへの新しい経路と容量の追加により、オーストラリアのインターネット環境はより快適なものとなります。
  • シンガポールとオーストラリアにおけるASCへのダイレクト接続を確保することにより、エクイニクスは、お客様に対してオーストラリア-東南アジア間における優れた接続性とビジネス拡大の可能性を提供します。お客様は、275社を超えるクラウドプロバイダーと、多数のサービスプロバイダーおよびビジネスパートナーとのダイレクト且つプライベートな接続を通じて、グローバルの市場やエコシステムとの相互接続のメリットを活用できます。
  • オーストラリアの6大都市(シドニー、メルボルン、パース、キャンベラ、アデレード、ブリスベン)を接続するASCケーブルは、お客様が155以上のネットワークを即座に利用し、地域間でのビジネスを展開することを可能にします。
  • グローバルデータトラフィックは2021年には3.3ゼタバイトに達するものと見込まれています2。クラウドサービスプロバイダー、ネットワークサービスプロバイダー、コンテンツプロバイダー、企業がリアルタイムでのデータ送受信をグローバル規模で活発に行う中で、ほぼすべてのデータが海底ケーブルを通過することになります。エクイニクスは、海底ケーブルに対して急速に高まるニーズに、データセンター設計、パートナーシップ、M&Aを通じて対応していきます。
  • 現在の時点でエクイニクスが関与し、既に公式発表されている海底ケーブルプロジェクトは以下を含みます。
    SSCN(カリフォルニア―シドニー)、AEConnect-1(ニューヨーク―ロンドン)、Hibernia Express(ニューヨーク―ロンドン)、C-Lion1(ドイツ―フィンランド)、Trident(オーストラリア―インドネシア―シンガポール)、Globenet(フロリダ―ブラジル)、Asia Pacific Gateway(中国―香港―日本―韓国―マレーシア―台湾―タイ―ベトナム―シンガポール)、Hawaiki Cable(米国―オーストラリア―ニュージーランド)、Gulf Bridge International Cable System(中東―欧州)、FASTER(米国西海岸―日本)、Seabras-1(ニューヨーク―サンパウロ)、Monet(フロリダ―ブラジル)、Eastern Light(北欧地域)、MAREA(米国東海岸―スペイン)、BRUSA(米国東海岸―ブラジル)、および本発表の新規プロジェクトであるASC(オーストラリア―シンガポール)。
  • 本ASCの接続拡大は、エクイニクスのMetronode買収完了に続くものです。エクイニクスは同社買収により、パース、キャンベラ、アデレード、ブリスベンの4つの都市に新たにデータセンターを拡大し、シドニーとメルボルンに設備を追加しました。

コメント

  •  Vocus社、CEO、ケビン・ラッセル(Kevin  Russel)氏
    「エクイニクスがオーストラリアとシンガポールの9つのサイトにダイレクト接続することで、ASCケーブルのリーチと可用性を拡大することを嬉しく思います。Vocusの地球ネットワークの広範なリーチは、オーストラリアとニュージーランドに加え、新たにアジアにも達するようになります。エクイニクスの充実したインターコネクションエコシステムとVocus社の広範なネットワークを組み合わせることで、お客様に対し、シンガポールからオーストラリアの主要都市における全てのパートナーへの、使いやすくて低コストなアクセスを提供します」
  • エクイニクス オーストラリア、マネージングディレクター、ジェレミー・ドイチュ(Jeremy Deutsch
    「お客様が各都市圏でASCに接続できるようになったことをとても喜ばしく思っています。これにより、オーストラリアのお客様は東南アジアの企業とビジネスを行うに際し、低コストと低遅延というメリットを享受できます」

関連資料

1https://www.austrade.gov.au/Australian/Export/Export-markets/Countries/Singapore/Doing-business

2 https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/collateral/service-provider/visual-networking-index-vni/vni-hyperconnectivity-wp.html?dtid=osscdc000334

エクイニクスについて
Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をそのお客様、従業員、パートナーに接続しています。現在、世界52都市、5大陸に渡って企業が新たな機会を創出し、ビジネス、IT、クラウド戦略を加速するための場所を提供しています。Equinix.co.jp

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本リリースに関するお問合せ

エクイニクス・ジャパン株式会社
コーポレート・コミュニケーション
清水 桃香
Email: Marketing-Jp@ap.equinix.com

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