Press Release

年次市場調査「グローバル インターコネクション インデックス(GXI)」Vol.5 デジタルリーダー企業はコロナ禍以前の4倍の速さで デジタルインフラストラクチャを拡大

東京と大阪はアジア太平洋地域におけるインターコネクション帯域の24%を占めると予測

世界的なデジタルインフラストラクチャ企業であるエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役社長 小川 久仁子、以下「エクイニクス」)はこの度、年次市場調査「グローバル インターコネクション インデックス」(Global Interconnection Index、以下 「GXI」)の2021年版、GXI Vol. 5を発表します。GXI Vol. 5によると、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が世界経済のデジタル化を加速させ、以前からデジタルファースト戦略を推進しているデジタルリーダーと呼ばれる企業は、コロナ禍以前の4倍の速さでデジタル化を推進していることが明らかになりました。日本を含む世界のデジタルリーダー企業は、デジタルインフラストラクチャの世界の複数地域への展開、複数のエッジロケーションへの拡張、複数クラウドの統合に要する時間の短縮を実現しており、これまで2年かかっていたものが、今では6ヶ月以内に達成可能となっています。

このようなデジタルトランスフォーメーションの加速化により、今後もインターコネクション帯域の急速な拡大が予測されます。GXI Vol.5によると、プライベート接続による企業や組織間データ転送量の指標であるインターコネクション帯域が、2024年までに世界全体で21,485テラビット/秒(Tbps)(年間85ゼタバイト)以上に達し、今後5年間で44%の年平均成長率(CAGR)に達すると予測されています。東京と大阪のインターコネクション帯域は、同時期にそれぞれ42%と50%のCAGRで増加し、アジア太平洋地域のインターコネクション総帯域の24%以上を占めると予測されています。このような成長は、より多くのビジネスのオンライン化、パートナーやサプライチェーンとの取引のデジタル化の促進、リモートワーク環境の導入など、より多くの人へのサービス提供に必要なデジタルインフラストラクチャへの需要の高まりと連動しています。

業界インサイト

  • キャリアニュートラルな施設に設置されている企業インフラストラクチャの約30%が、データを消費する場所により近接したエッジに移動しています。サービスプロバイダーも、企業からの増加するニーズに対応できるように、エッジ分野のサービスを拡大しており、エッジインフラストラクチャはコアインフラストラクチャの2倍の速さで成長しています。
  • デジタルリーダーは、デジタルトランスフォーメーションの波に乗り、膨大な数のサービスプロバイダーやパートナーが提供するより良いサービスを活用するために多くのパートナーと相互接続しており、その数はこれまでの10倍に達しています。この傾向は、世界中の12の業界と3つの地域の、従来型の企業、クラウド関連の企業、サービスプロバイダー、さらにはハイパースケールプロバイダーで確認されています。
  • アジア太平洋地域のインターコネクション帯域は、2024年までに46%のCAGRで増加し、世界全体のインターコネクション帯域の28%を占め、6,002 テラビット/秒(Tbps)に達すると予測されています。これは、サービスプロバイダーが、より人口が集中する地域や高密度エコシステムのニーズに対応するために、デジタルインフラストラクチャをより少ない拠点で集中的に展開するようになったことによります。
  • アジア太平洋地域の業種別インターコネクション帯域では、金融サービス業が企業向け帯域の50%以上を占め、製造業がその次になると予測されています。
  • アジア太平洋地域でデジタルインフラストラクチャの成長が最も速い業界セグメントは、銀行及び保険、公共部門、産業向けサービスで、これらの業界におけるインターコネクション帯域は2020年から2024年までに50%以上のCAGRで増加すると予測されています。これまでインターコネクションの導入が遅れていた公共部門、産業向けサービス業界は、コロナ禍の影響でインターコネクション帯域の増加率が他の業界に比べて高くなっています。
  • アジア太平洋地域で最も多くインターコネクション帯域が利用される地域は東京で、その中でもネットワークと金融サービスの業界が多くの帯域を利用すると予測されています。一方、大阪では、他の業種に比べてハイパースケーラーによるインターコネクション帯域の利用が多くなると予測されています。

エクイニクス マーケティング担当シニアバイスプレジデント 、クレア・マックランド(Claire Macland)は次のように述べています。「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業は既存のデジタルサービスを拡大したり、新しいデジタルサービスを導入したりするなど、様々な方法でイノベーションを起こす必要に迫られています。そのため、これらのサービスを支えるインフラストラクチャもそれに追いつく必要があります。結果として、以前からデジタルファースト戦略を推進してきた企業は、必要とされるデジタルインフラストラクチャの導入をコロナ禍以前と比べて4倍の速さで進めています。」

エクイニクス日本法人 代表取締役社長 小川久仁子は次のように述べています。「GXI Vol.5は、コロナ禍によりビジネス手法や顧客との対話方法が大きく変化したことで、日本企業の間でデジタルトランスフォーメーションの需要が高まっていることを示しています。日本のビジネスリーダーは、データの急激な増加に対応するために、ネットワークやクラウドへの近接性や相互接続性を最適化した、将来性のあるデジタルインフラストラクチャを必要としています。」

GXI Vol.5に関する業界からのコメント

  • IDC テレコミュニケーションリサーチ担当グループ バイスプレジデント コートニー・マンロー(Courtney Munroe)氏

「総合的なデジタル戦略をビジネスの柱として採用し、デジタルプラットフォームを活用することでパートナー、エコシステム、顧客を結びつけている企業は、常に破壊的な市場リーダーとして台頭しています。デジタルプラットフォームとサービスの採用は、競合他社に打ち勝ち、革新をもたらすために必要なアジリティとレジリエンスを達成するために不可欠です。」

 

関連資料

 

以上

 

エクイニクスについて
Equinix(Nasdaq:EQIX) は世界的なデジタルインフラストラクチャ企業として、デジタル変革を志す全ての企業に対し、必要なインフラストラクチャを相互接続することが可能な高信頼のプラットフォームを提供します。エクイニクスにおいて企業のお客様は最適な場所で適切なパートナーとつながり、ビジネスの優位性を加速させ、成功の可能性を最大化することが可能です。エクイニクスはお客様がビジネス規模を拡大し、デジタルサービスを開始・拡張し、エンドユーザーへ最高レベルの顧客体験を提供することを可能にします。これらを通して、エクイニクスはお客様の企業価値向上に貢献します。

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