Press Release

エクイニクス、オーストラリア シドニーにSY5データセンターを建設

豪最大のIBXでデジタルエッジ拡張とデジタルエコノミーをサポート

インターコネクション(相互接続)およびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクス(Nasdaq:EQIX、日本法人代表取締役 兼 北アジア統括:古田 敬、以下 エクイニクス)は、オーストラリアのシドニーにIBX®(International Business ExchangeTM)データセンター(以下 IBXデータセンター)「SY5」を建設し、デジタルエッジを拡張することを発表しました。シドニー南部に位置するSY5は、第1フェーズ1億6,000万ドル(約177億円)の投資を受け、2019年第3四半期にオープン予定です。初期キャパシティとして1,825ラックを提供し、エクイニクスのオーストラリアにおける市場リーダーシップを強化します。完成時には、9,225ラックを提供するオーストラリア最大のIBXデータセンターとなります。

 

シドニー南部は、通信キャリア、クラウドサービスプロバイダー(CSP)、海底ケーブルの密度が高く、エクイニクスの重要拠点の一つとなっています。Frost & Sullivanの調査「Edge Computing Awareness Level – APAC 2018」によると、オーストラリア企業はエッジコンピューティングアーキテクチャに高い関心を示しています。オーストラリアでは、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoTアプリケーション、アナリティクスソフトウェアの前年比成長が続き、今年は5Gの導入も予定されています。エクイニクスは、オーストラリアにおける事業拡大を継続し、オーストラリアのデジタルエッジへのアクセスを国内のみならず世界の企業に提供し、各社のデジタルトランスフォーメーションを支援します。

 

 


発表の主なポイント

  • SY5は、シドニーのビジネス中心部から約4キロメートル(2.5マイル)離れたアレクサンドリアに建設され、完成時には総面積 2万5,000平方メートル(26万平方フィート)以上のコロケーションスペースを提供します。SY5を加えたオーストラリア国内のIBXデータセンター数は、シドニー、メルボルン、パース、キャンベラ、アデレード、ブリスベン合計16拠点となり、うち8拠点がシドニーに位置します。

 

  • シドニーのIBXデータセンターにより、企業はオーストラリア大陸における2大ピアリングポイントに直接アクセスできるようになります。さらに、太平洋を横断するSouthern Cross Cable Headの通信ケーブル、オーストラリアからグアムにつながるPIPE Pacific Cableネットワーク、オーストラリアをニュージーランド、太平洋諸島、米国大陸と接続するHawaikiの新しい海底ケーブルシステム、オーストラリアとシンガポール間のAustralia Singapore Cable(ASC)とも直接接続が可能です。

 

  • SY5は、シドニーの既存IBXデータセンター SY1、SY2、SY3、SY4との間で直接ファイバー接続によるクロスコネクトが提供されます。また、国内のお客様エコシステムにより、ネットワークサービスプロバイダー(NSP)155社以上、クラウドおよびITサービスプロバイダー265社、金融サービス企業75社以上、コンテンツおよびデジタルメディア企業55社以上などへのアクセスを提供します。SY5はSY4に隣接し、建物間をセキュアにブリッジ接続することにより、拡張された物理キャンパスを実現します。

 

  • SY5とシルバーウォーターに位置する既存のSY6 はEquinix Metro Connectで接続され、シドニー商業圏内で事業継続性を確保するのに必要な、地理的多様性、冗長性を実現します。

 

  • SY5は、Equinix Cloud Exchange Fabric™(ECX Fabric™)を含む多様な接続オプションを提供します。ECX Fabricによりお客様は、世界のサービスプロバイダー130社以上、1,400社を超える参加企業とオンデマンドでセキュアな接続が可能になります。また、オーストラリア国内265社以上のCSP(Alibaba、Amazon AWS、Google Cloud、Microsoft Azure、SAP Cloud、Oracle、SoftLayer、その他地域事業者)につながる最大規模のクラウドへのアクセスポイントを提供します。

 

  • Frost & Sullivanは、エクイニクスのオーストラリアにおける国内事業展開とインターコネクションサービスが実現する顧客価値を評価し、「2018 Australia Data Center Services Provider of the Year」に選出しました。

 

 

  • 世界中のIBXデータセンターは、Platform Equinix®上に構築されています。Platform Equinixは、世界24か国、52市場にわたるIBXデータセンター200拠点で構成され、9,800社を超える世界の先進企業にデータセンターおよびインターコネクションサービスを提供しています。

 

 

コメント

  • Frost & Sullivan ICT オーストラリアおよびニュージーランド担当シニアフェロー兼リサーチ長 オードリー・ウィリアム(Audrey William)氏
  • IoT、クラウド、5Gなどのテクノロジー導入が増加し、デジタルエッジにおけるインターコネクション需要が高まっています。カスタマーはサービス、データ、情報への低レイテンシーのアクセスを今すぐ必要としています。エッジコンピューティング・アーキテクチャは次世代IT変革の中心にあり、エクイニクスはそのフロントランナーです。」

 

  • エクイニクス アジア太平洋地域 プレジデント サミュエル・リー(Samuel Lee

「デジタルトランスフォーメーションは、2021年までにアジア太平洋地域のGDPに1兆ドル(約111兆円)相当の貢献をもたらすと予測されています。エクイニクスは、お客様のデジタルトランスフォーメーション推進のために最高の支援を提供することを目指しています。そして、この地域のお客様から信頼される企業として、このデジタル変革を加速するためのプラットフォーム拡大と、テクノロジーの刷新にまい進しています。今年1月には、シンガポールと韓国における新しいIBXデータセンター開設を発表しました。今回、それに続いてオーストラリアのSY5を発表し、オーストラリア国内の事業を拡張できることを嬉しく思います。今後、エクイニクスはオーストラリアでさらにビジネスを拡大し、この国でのデジタルエコノミーをけん引していくことを楽しみにしています」IDC 「Unlocking the Economic Impact of Digital Transformation in Asia Pacific」 February 2018

 

  • エクイニクス オーストラリア マネージングディレクター ジェレミー・ドイッチュ(Jeremy Deutsch
  • SY5を新たに開設し、エクイニクスがグローバルでの成長を継続していくことを嬉しく思います。Platform Equinix上にSY5を構築することで、オーストラリア国内市場のみならずアジア太平洋地域において、単一プラットフォーム上で拡張性高いデジタルインフラストラクチャーと、オンデマンドのインターコネクションサービス提供を強化することができます。オーストラリアではデジタルエッジでインターコネクションを利用する企業が増えています。SY5は、そのニーズを満たし、お客様の従業員、パートナー企業、エンドユーザーをセキュアに直接接続するエクイニクスのコミットメントを示しています」

 

 

関連資料

 

エクイニクスについて

Equinix, Inc.(Nasdaq:EQIX)は、世界で最も相互接続密度の高いデータセンターにおいて、世界中のトップ企業をそのお客様、従業員、パートナーに接続しています。現在、世界52都市、5大陸にわたって企業が新たな機会を創出し、ビジネス、IT、クラウド戦略を加速するための場所を提供しています。Equinix.co.jp

 

 

将来の見通しに関する記述について

本ニュースリリースには、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。こうした将来の見通しに関する記述において言及されている予測と実際にもたらされる結果との間には、大幅な相違が生じる場合があります。そのような相違を生じさせる要因としては、Equinix platformにおける企業統合や新規事業に関連する想定外の費用または問題、新規市場への拡張に関連する想定外の費用または問題、IBXセンターの取得、運営および建設上の問題、Equinixのサービスに関する開発、設置、および提供上の問題、最近建設したもしくは取得したデータセンターにおけるお客様からの収益の大幅な欠如、適宜計画される資金調達の未完遂、既存の競合先ないし新規競合先との競争、キャッシュフロー余力の十分性あるいは未払負債ないし新規の負債を返済するための資金調達能力、主要なお客様とのビジネスにおける損失あるいは減退、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に適宜提出する資料に記載されているその他のリスクが含まれますが、これらに限定されません。詳細については、Equinix, Inc.が米国証券取引委員会に提出した直近の四半期報告書および年次報告書をご参照ください(ご要望に応じ、Equinix, Inc.より入手可能です)。エクイニクスは、このニュースリリースに含まれる将来の見通しに関する情報を更新するいかなる義務も負いません。

 

 

本リリースに関するお問合せ


エクイニクス・ジャパン株式会社

コーポレート・コミュニケーション
清水 桃香
 

 

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